食品工場で清掃作業中にベルトコンベアに手が巻き込まれて火傷を負う
食品工場で清掃作業中にベルトコンベアに手が巻き込まれて火傷を負う

- 25歳 女性
- 業種:食品工場の作業員
- ケガの状況:右手全体にⅢ度熱傷の大火傷
- 解決までの期間:3年
- 事故内容:
- 食品工場でベルトコンベアを動かしながら清掃作業を行っていたところ、ベルトコンベアに挟まれたまま、高熱のプレス板に接触した。接触後にほかの従業員に救助を求めるも適切な救助を行わなかったために被害が拡大した。
- 解決までのアプローチ:
- 適切な清掃作業についての安全指導や緊急停止ボタンの設置などがなく、会社にも責任があることは明らかであった。しかしながら、会社は被害者の一方的責任としてわずかなお金を支払って解決しようとしたが、被害者が不信感を募らせて当事務所に相談・依頼。当事務所は、事故状況などを保全するために証拠保全を実施したうえで、会社に損害賠償請求を行う。会社は弁護士を立てて、当初賠償責任を否定していたが、当事務所が会社が適切な救助措置を行っていれば被害が拡大しなかったことを立証したところ、適切な賠償金支払いに応じる。なお、被害者は障害等級14級の認定しか受けられなかったが、不服申立てを行ったところ、10級に変更された。
弁護士介入後の後遺障害等級
10級
損害賠償金額
- 労災保険の想定支給額
約100万円獲得 - 介入後の支払い賠償額合計
約2000万円獲得